塾生からいただいたご質問とそれへの塾長の回答

＜塾生からいただいたご質問＞

今年の新レジュメの科目基準をざっと見たのですが、心理学の科目で、人間性アプローチとか認知バイアスとか公認心理士や心理士を目指す方向けの科目もあり全然知らないのばかり‥不安になってきました。

＜塾生からいただいたご質問への塾長の回答＞

(1)｢心理学と心理的支援｣についての2024年度社会福祉士試験出題規準を再度確認しましたが、「人間性アプローチ」は大項目・中項目・小項目のいずれにも登場しておりません。ただし、「人間性アプローチ」をとる研究者とその説については、小高塾の｢心理学と心理的支援１｣レジメでは「マズローの欲求階層」が、「心理学理論と心理的支援２｣レジメでは「来談者中心療法」が、それぞれ「人間性アプローチ」に該当します。「人間性アプローチ」ということばは、小高塾での｢心理学と心理的支援１｣｢心理学と心理的支援２｣では登場していませんが、その用語を知っているかどうかは社会福祉士試験対策としては重要ではありません。

(2)｢認知バイアス｣は、｢心理学と心理的支援｣についての2024年度社会福祉士試験出題規準の小項目に登場していますが、小高塾の｢心理学と心理的支援１｣｢心理学と心理的支援２｣レジメのいずれにも登場していません。ただし、「認知バイアス」の具体例に該当する「ハロー効果」や「内集団バイアス」はそれぞれ｢心理学と心理的支援１｣レジメと｢心理学と心理的支援２｣レジメで登場しております。「認知バイアス」ということばは、小高塾での｢心理学と心理的支援１｣｢心理学と心理的支援２｣では登場していませんが、その用語を知っているかどうかは社会福祉士試験対策としては重要ではありません。

(3)「開塾にあたって」という動画を見ていただくように、開塾時にメールでお知らせしておりますが、この動画のなかで話していたと思いますが、2024年度の社会福祉士試験から新出題規準に基づく新試験となり、旧出題規準と比較して、科目名や科目編成にいくつか変更はありますが、全体的に出題内容に大きな変化はありません。それは心理学科目についても同様です。旧出題規準にないもので新出題規準に登場しているもので、知っておいたほうがよい知識については、小高塾での各科目レジメの最後に掲載しております。つまり、小高塾のテキスト(レジメ)をしっかり学習していただければ、国試対策としては十分です。

(4)2024年度からの新試験は、社会福祉士国試についての検討会の検討結果を受けてのものです。それは、旧試験よりも難易度を上げる変更ではありません。基本的な知識で十分合格できる試験に変更する試験変更となっています。心理学科目についていえば、公認心理師試験合格水準で求められる知識が社会福祉士試験でも要求されているわけではありません。

(4)新出題規準については、現物を自分で確認したのではなく、どなたかが新出題規準について語っておられるネット記事をご覧になったのではないでしょうか？もし、そうでしたら、それはお勧めできません。また、どの受験対策講座を受講されたとしても、新出題規準を見て、自分の学習を振り返る必要はありません。特に、これまでの国試で不合格だったかたが、出題規準を気にして自分の学習を振り返ることは、自分の学習の混乱につながります。出題規準から受験対策を考えるのは、容易なことではなく、自分が受講した受験対策講座を信頼して委ねたほうが得策です。

(5)これまで、どこかの受験対策講座を受講されたのかもしれませんが、ひとつの受験対策講座を受講した場合の国試合格の秘訣は、自分が選んだ受験対策講座を信じて、その学習指導どおりに学習していくことです。それぞれの受験対策講座には、長短所がありますが、ネット上でとびかう受験情報に振り回されて、自分が選んだ受験対策講座の学習指導どおりに学習していけないと、自分が選んだ受験対策講座の長所を生かし切れません。それは、国試不合格につながりかねません。

(6)今年２月の国試得点を伺い、また、そのなかの｢心理学理論と心理的支援｣科目の得点を伺ってみて、感じたことですが、国試合格のために必要な基本的知識をまだ体得できていません。国試合格のために必要な基本的知識を体得できていれば、今年２月の社会福祉士国試は十分合格可能な試験でした。今年の小高塾の社会福祉士試験受験対策講座も、来年２月に実施予定の新試験に合格できるために必要な基本的知識を掲載したテキストや小テストなどの教材を提供しており、それを塾の指導どおりに学習していただければ、国試合格は可能なものになっております。それを信じていただきたく、よろしく御願いいたします。

(7)第１回小テスト結果が送信期限どおりに送信されており、再テストなし答案となっていてひじょうに結構です。小高塾の小テストにおいて、再テストなし答案を送信し続けることは、国試合格のためにひじょうに大切です。このペースで、今後の小高塾での学習に励んでいただきたく、よろしく御願いいたします。